最大10連休のGW終わり、海の日まで69日間も祝日なし…6月に祝日求める声「6月は地獄だ」
最大10連休のGW終わり、海の日まで69日間も祝日なし…6月に祝日求める声「6月は地獄だ」
大型連休が終わりを迎えた。「えっと、次の祝日はいつだっけ」と、うつろな目でカレンダーを眺めた人はお気づきだろう。次の「海の日」(7月の第3月曜日)まで69日間も祝日がないのだ。SNS(ネット交流サービス)上では「6月は地獄」「6月祝日つくれ」など悲痛な投稿が目に付く。実際に新たな祝日制定を求める動きもあるが、実現の可能性はあるのか。
6月と同じく祝日がないのが12月だ。だが、11月23日の勤労感謝の日から元日まで、祝日のない期間は5月の大型連休明けから海の日までの半分ほどの38日間に過ぎない。
◇新たな祝日候補
大阪市阿倍野区で時計店を営む、NPO法人日本時計学技術研究会代表の玉田寿夫さん(70)らが求めるのは、6月10日の「時の記念日」を祝日にすることだ。
「海の日なんて突然に出てきた。それに比べたらずっと歴史がある」。玉田さんが言うように、「時の記念日」の起源は古い。
天智天皇が671年に漏刻(ろうこく)と呼ばれる水時計などで初めて時を人々に知らせた日が、現在の暦で6月10日に当たるのが由来で、日本書紀に基づく。
玉田さんは、時の記念日を広く知ってもらいたいとの思いで、5年ほど前から国会議員に祝日化を要望するなど活動をしている。