「りりちゃん」被害男性、相次ぐ誹謗中傷に「彼女のために何かしてあげたいと思っただけなのに、なぜ自己責任論で追い詰めるのか…」

「りりちゃん」被害男性、相次ぐ誹謗中傷に「彼女のために何かしてあげたいと思っただけなのに、なぜ自己責任論で追い詰めるのか…」

「どこまで被害者の心を踏みにじれば気が済むんですか……」

渡辺被告に約3800万円をだまし取られた50代の男性・Aさんは、泣きながらこう語った。

「生命保険や医療保険なども解約してしまって、今後、もし自分に何かあっても何の保障もありません。そうなったら、私は首でもつるしかありません……」

 渡辺被告は2023年4月から8月までの間、この男性に、(1)親と縁を切るための手切れ金、(2)結婚するために借金を返済する費用、(3)携帯料金の未納分の支払い、などとうそを言ってAさんに数回に渡って現金を振り込ませた。

 なかでも、Aさんにとっては(2)の被害が最も大きく、だまし取られた額は約2700万円にのぼる。渡辺被告は、池田なる架空の人物をでっちあげ、アパレル会社を作るために池田から現金を借りているとうそをつき、Aさんから現金をだまし取った。その過程では、借用書まで偽造していたという。

 渡辺被告はだまし取った金の大半を通っているホストクラブにつぎ込んでいた。

一方で、Aさんには被害者であるにもかかわらず、SNSなどで「自己責任だろ」など非難する声が上がっている。

実際にX(旧Twitter)では、

「リリちゃんなりに努力して得たお金なのに それがうそだと判明した途端に犯罪とかになるなら うそついただけで犯罪にするべきなんぢゃないの 世の中おかしい。まあ自分がパパ活やってるの周りに見せびらかしたりしたのクソバカだなと思う」

「今は生きていくのにも精いっぱいの状況で、こういう言葉が私をさらに追い込んでいます。たしかにだまされた側にも責任はあるかもしれない。だけど、誰が初めからだまそうとして接触してきたなどとわかるんですか。アプリで見ていいなと思って、『いいね』ボタンを押して、結婚も本気で考えていた……。彼女のために何かしてあげたいと心から思っただけなのに、それが全部うそで裏切られていたんです。なぜそれを自己責任論で追い詰められ、被害者が踏みつけられなければいけないのでしょうか」

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