【匂いを嗅ぐだけ】法律では規制されていない「触らない痴漢」が急増中

【匂いを嗅ぐだけ】法律では規制されていない「触らない痴漢」が急増中

■検挙が難しい急増する「触らない痴漢」
そして、法律では規制しきれない「触らない痴漢」と呼ばれる新たな手口も、近年急増しているといいます。

男は車内には十分なスペースがあったにもかかわらず、優先席付近にいた若い女性のすぐ真後ろに、体をぴったり寄せていました。

そして追及する捜査員に、男が動機を口にしました。

男:「においとか」

男性捜査員:「においが好きなの?」

男:「うん」

「女性の匂いを嗅ぎたかった」。法律では規制しきれない、“触らない痴漢”といわれる行為です。

“触らない痴漢”とは「わざと至近距離に近づいてにおいをかぐ」「首筋や耳などに息を吹きかける」「見知らぬ相手に、スマホのデータ共有機能でわいせつ画像を送り付ける」といった行為で、近年急増している、新たな痴漢の手口です。

痴漢行為を規制する、愛知県の迷惑行為防止条例では、「卑猥な行為」として「体への接触」は明記されているものの、匂いを嗅ぐなどの「触らない痴漢」には明確な記述がありません。

現行犯逮捕できなくても『先制予防活動』といいまして、先に警察から声掛けして指導する方法もとっています」

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