【中国】AIで死者復活ビジネス「パパ、ママ、会いに来たよ…」 に賛否両論「死者への冒涜」「心の救済」
【中国】AIで死者復活ビジネス「パパ、ママ、会いに来たよ…」 に賛否両論「死者への冒涜」「心の救済」
世界では今、インプットされたデータから文章や画像などを自動で作り出す「生成AI」の技術が急速に進化しています。こうした中、中国では「生成AI」を使って亡くなった人を「復活」させるビジネスが登場し、論争を呼んでいます。
■死者を“復活” 利用者は「ニーズを満足させてくれる」
「パパ、ママ、会いに来たよ」
中国のネット上にあふれるこれらの動画。実は、すべて生成AIで「復活」した死者たちです。
生前の写真や音声を元に、AIが動画を作成。
「僕はとっても会いたかったよ。元気なの?」
まるで本人がしゃべっているかのような動画ができあがります。AIが学習することで、本人そっくりの口調で会話をすることもできます。
事故で亡くなった叔父を「復活」させ、祖母と毎日、会話ができるようにした男性は「ニーズを満足させてくれるサービスだと思います」と話します。
生成AIで死者を「復活」 張沢偉さん
「私は今、人々を救っていると感じます。人々に精神的な安らぎをもたらしているのです。私の夢は、普通の人がデジタルの力で『永遠に死なない』ことを実現することです」
急速に進むAI技術がもたらすのは心の救済か、それとも死者への冒とくか。重い問いを投げかけています。