【社会】「心不全」リスク、電子タバコで19%上昇「禁煙の道具として推奨できない」

【社会】「心不全」リスク、電子タバコで19%上昇「禁煙の道具として推奨できない」

電子タバコのリスクがより広く知れ渡ることで、禁煙を考える人が増えるかもしれません。健康のためにはやはり本物のタバコをやめることが一番ですね。

1 煮卵 ★ :2024/04/18(木) 11:39:41.03 ID:EdkuQOVu9

電子タバコを使用している人は、使用したことがない人と比べて心不全を発症する可能性が有意に高いことが、ACC(米国心臓病学会)の年次学術集会で発表されました。この内容について甲斐沼医師に伺いました。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

研究グループが発表した内容とは?
編集部:
今回、ACCが発表した内容について教えてください。

甲斐沼先生:
今回紹介するのはACCの年次学術集会で発表されたもので、アメリカ・メリーランド州ボルチモアのメドスター*らの研究グループは、NIH(アメリカ国立衛生研究所)の健康記録を用いて、17万5667人を45カ月追跡しました。

追跡期間中、3242人が心不全を発症しました。研究の結果、電子タバコを一度も使用したことがない人と比べて、電子タバコを使用したことがある人は心不全を発症する可能性が19%高いことが示されました。
参加者の年齢、性別、喫煙状況が電子タバコと心不全の関係を変化させるといったことは示されませんでした。

心不全の種類別でみると、電子タバコの使用に関連するリスクの増加は、各拍動の間に血液が適切に満たされなくなるHFpEF(収縮機能が保たれた心不全)で有意に高くなりました。

研究グループは、「心不全におけるHFpEFの割合はここ数十年で増加しているため、このタイプの心不全の危険因子の決定と治療法の改善に焦点が当てられている」と指摘もしています。

アメリカでは、10代と成人の約5~10%が電子タバコを使用しているという調査結果も出ているため、研究グループは「若い人々の間で電子タバコの使用の有病率を考慮すると、心臓の健康に電子タバコの潜在的な影響の追加調査の必要性がある」と述べています。

また、「電子タバコは禁煙の道具としては勧められない」とも語っています。

(略)
◼まとめ
電子タバコを使用している人は、使用したことがない人と比べて心不全を発症する可能性が有意に高いことが、ACCの年次学術集会で明らかにされました。
日本でも心不全の患者数は増加しているため、今回の研究は注目を集めそうです。

全文は
https://news.yahoo.co.jp/articles/24248cdf397b65416a41ce776b1e4935c1868074

[MEDICAL DOG]
2024/4/18(木) 11:31

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