最大震度6弱の地震について、気象庁「南海トラフだけど想定より深い震源域だし、南海トラフ大地震とは関係ないと思う」

最大震度6弱の地震について、気象庁「南海トラフだけど想定より深い震源域だし、南海トラフ大地震とは関係ないと思う」

気象庁の原田智史地震津波監視課長は18日未明、豊後水道を震源とする最大震度6弱の地震について記者会見し、南海トラフ地震の想定震源域内で起きたものの、発生メカニズムが違うと説明した。

東海沖から九州東部沖にかけての南海トラフでは、陸側プレートの下に海側プレートが沈み込み続けており、プレート同士の境界にひずみが蓄積されている。限界に達して境界が急に滑ると、大地震と津波が発生すると考えられており、直近では1944年に昭和東南海地震、46年に昭和南海地震が起きた。これに対し、今回の地震はプレート同士の境界よりも深い、プレート内部にできた断層がずれて発生した。

原田課長は「この地震をもって南海トラフ地震の可能性が高まったとも、低まったとも言えない」と話した。

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