【愛媛・高知で震度6弱】地震による負傷の3~5割は家具類の転倒など 就寝時は重い家具を頭のほうに置かない 「家の備え」チェックリスト
【愛媛・高知で震度6弱】地震による負傷の3~5割は家具類の転倒など 就寝時は重い家具を頭のほうに置かない 「家の備え」チェックリスト
気象庁によると、午後11時14分ごろ、四国地方を震源地とする大きな地震があった。愛媛県と高知県で最大震度6弱を観測、このほか広い地域で揺れを観測している。震源地は愛媛県宇和島市沖で、深さはおよそ50キロ。地震の規模を示すマグニチュードは、6.4と推定されている。この地震による津波の心配はないということだ。
地震発生時、負傷者の30~50%は家具類の転倒や落下、移動によるもの。部屋に物を置かないことが最大の防御になるが、下敷きにならないように家具類を配置し、転倒防止対策等を行えば、よりリスクを低くすることもできる。今すぐ始められる室内の備えについて、『ABEMA NEWS』でまとめた。
●室内の備え
・なるべく部屋に物を置かない
生活空間に家具類を多く置かないようにする。緊急地震速報を聞いたとき、すぐに物を置いていない空間に避難する。
・避難経路確保のレイアウト
部屋の出入り口・廊下に家具類を置かないように、据え付けの戸棚に収納。引き出しの飛び出しに注意し、置く方向を考える。
・火災などの二次災害を防ぐ
家具類がストーブに転倒・落下・移動すると、火災を引き起こす危険も。発火のおそれがある家具・家電も、転倒・落下・移動防止対策が必須。
●転倒・落下・移動防止器具
・L字金具(下向き取り付け)
家具と壁を木ネジ、ボルトで固定。スライド式、上向き、下向き取り付け式があり、下向き取り付けが最も強度が高い。
・粘着シート(マット式)
粘着性のゲル状で、家具の底面と床面を接着させる。
・ポール式器具(突っ張り棒)
ネジ止めすることなく、家具と天井の隙間に設置する。粘着マットやストッパーとの組み合わせで強度が高くなる。
・着脱式移動防止ベルト
壁とキャスター付き家具をつなげ、移動を防止する。
・チェーン
吊り下げ式照明器具などをチェーンやワイヤーなどで結ぶ。
・キャスター下皿
キャスターの下に置き、家具の移動を防止する。
・ストッパー式
家具の前下部にくさびを挟み込み、家具を壁側に傾斜させる。
・ガラス飛散防止フィルム
ガラス製の扉、窓などに貼るフィルム。割れた際の破片飛散を防ぐ。
●就寝時の対策
重い家具は頭のほうに置かない。近くに懐中電灯と、スリッパを置いておく。
●「家でできる備え」のチェックリスト
□雨戸・シャッターを下ろす
□お風呂の水を満タンに
□飲料水(1日1人3Lを3日分が目安)
□非常食(3日分として、ご飯(アルファ米など)、ビスケット、板チョコ、乾パンなど)
□モバイル充電器を満タンに
□トイレットペーパー、ティッシュペーパー
□マッチ、ろうそく、カセットコンロなど
□非常用持ち出し袋の準備
□ハザードマップの確認
□近くの避難所を確認
●「家の外の備え」のチェックリスト
□家の周りの側溝や排水口の掃除
□物干し竿や植木鉢をしまう
□車のガソリンを満タンに
□室外犬はなるべく家の中へ
(ABEMA NEWS)