死刑囚「死刑執行を当日に言い渡されると死や犯した罪と向き合うことができない!尊厳がない!」 →全面的に敗訴

死刑囚「死刑執行を当日に言い渡されると死や犯した罪と向き合うことができない!尊厳がない!」 →全面的に敗訴

【速報】原告「心の準備ができず尊厳をもって最期を迎えることができない」 国「前日までの告知で死刑囚が自殺したこともある」 死刑執行を直前に言い渡すのは違憲か 大阪地裁は原告の訴えを全面的に退ける

 死刑の執行を直前に言い渡されるのは「法に基づいていない」「尊厳をもって最期を迎えることができない」などとして死刑囚2人が国を訴えた裁判で、大阪地裁は原告の訴えを全面的に退けました。

 訴状などによりますと、国内で収容されている死刑囚の2人は、死刑執行の告知が執行の1~2時間ほど前である慣習について、「即日告知・即日執行の行政運用で、法により認められた『不服申立等の権利』の行使ができないという不利益を受けている」「心の準備ができず尊厳をもって最期を迎えることができない」といったことから違憲であるなどとして、国に対し告知後すぐに刑を執行しないことなどを求めていました。

 これまでの裁判で国側は「前日までの告知で死刑囚が自殺したこともある。また、円滑に刑を執行するため、直前に告知をすることが合理的である」として棄却を求めていました。

 一方の原告側は「前日までに告知することで、死や犯した罪と向き合うことができていた」などと反論していました。

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