小池百合子を総理大臣に…二階俊博が全面支援「アンタを担ぐよ」、「岸田・麻生・茂木」に宣戦布告で9月総裁選へ
小池百合子を総理大臣に…二階俊博が全面支援「アンタを担ぐよ」、「岸田・麻生・茂木」に宣戦布告で9月総裁選へ
「アンタを担ぐよ」
「小泉進次郎と河野太郎、私の派閥と安倍派の大半が、アンタを担ぐよ」
二階は、かつて自民党を出て結党した保守党に小池を引き入れたのち、自民党入りへの道筋をつけた。小池を権力の中枢へと導いた張本人であり、政界における師だ。
その二階が小池と水面下で話し、先のように進次郎や河野の名前まで挙げて、全面支援を約束したというのである。
二階に関しては3月中旬、「まもなく引退を表明する」という噂も流れた。だが、彼を間近で見る元二階派議員らは「それはない」と否定する。二階にとっても今回の政局は、小池を政界の頂点へと押し上げ、リベンジを果たす最後の機会だからだ。
岸田政権では長らく、麻生太郎やその子分の茂木が「主流派」として大きな顔をしてきたが、それももう終わる。まつろわぬ者たちを集めて小池を担ぐ。そして我々が次の「主流派」となる。
それを二階は、自らの最後の仕事と定めたのだ。
小池さんが出るとなれば、小池さん自身の人気に加えて、東京都議会で都民ファと連携している公明党、小池さんと関係良好な国民民主党や日本維新の会も共闘に乗っかる可能性がある。裏金批判も吹っ飛ぶことはまちがいない」(前出・自民党ベテラン議員)
「小池がついに、東京15区で出ると決めたらしい」「後任都知事には、特別秘書を擁立するつもりだとか」「当選後、すみやかに自民党へ復党し、9月の総裁選に出る」
3月17日の自民党大会後には、浮き足立つ自民党議員らの間で、こうした風説さえまことしやかに流れた。