【国際】ウクライナによるロシア領内への越境攻撃に沈黙するプーチン大統領 避難者への補償は約1万6000円

【国際】ウクライナによるロシア領内への越境攻撃に沈黙するプーチン大統領 避難者への補償は約1万6000円

ロシアが完全撤退しないと和平が進まないと思います。

1 ごまカンパチ ★ :2024/08/24(土) 18:11:42.15 ID:W460d5OZ9

https://news.yahoo.co.jp/articles/904399d6a6ad3131df1fad91775ba0f32fd046ca
 8月24日で、ロシアがウクライナへ侵攻を開始して2年半が経過する。
このタイミングでロシアは第2次世界大戦後、初めてとなる外国軍によるロシア領土への本格的な侵攻を受けている。
にもかかわらず「国民の安全を守る強いリーダー」を自負するプーチン大統領は、ウクライナの攻撃について不自然なほど言及しない。
そして、ロシア国内でも避難者の状況を伝える報道は極端に少ない。
※略
なぜ、避難者の情報は隠されるのか。
プーチン大統領が沈黙する理由とは何なのか。
(ANN取材団)

■ウクライナによる攻撃開始の一報は“従軍ブロガー”から
ウクライナによるロシア領への直接攻撃を最初に伝えたのは、ウクライナ侵攻を支持し、ロシア軍に同行取材を繰り返している「Zブロガー」と呼ばれる人たちだった。
8月6日の早朝、彼らはウクライナ側から重装備の武装集団が国境を越えてロシアに侵入したと伝えた。彼らの情報によれば、かなり大規模な攻撃のようだ。
しかし直後の同日午前10時、クレムリンに近いテレグラムチャンネル「マッシュ」が、その報道を打ち消す形で、攻撃を仕掛けてきた約100人の武装集団をロシア側が撃退したと報じた。
ロシア国防省やクルスク州のスミルノフ知事代行は攻撃を受けたことは認めたものの「ロシアは国境を突破させなかった」と発表した。

しかし、事実は違った。「Zブロガー」たちのほうがより正確だった。
「Zブロガー」らは「撃退した」とするロシア国防省の発表は虚偽だと訴え、大規模なウクライナ軍に国境を越えられたロシア軍の「失態」を批判し続けた。
※略

■避難者への補償は1万6000円 「侵攻」は口にせず
住民らのビデオが拡散した8日午後、プーチン大統領は地元知事と会合した。
プーチン大統領が口にしたのは避難者への補償、提示したのはわずか1万ルーブル(約1万6000円)だった。
まるで避難者を*にしたような額で、逆に避難者たちの怒りを買う恐れもある。
にもかかわらずプーチン大統領がこのような支援を提示したのは、事態の重大さを隠す狙いがあったと考えられる。

プーチン大統領は今回の越境攻撃について、「戦争」や「侵攻」といった言葉を使わず、「挑発行為」だと呼び続けている。
クルスクで起こっていることは、1万ルーブルの補償でまかなえる程度でしかない。
都市から離れた「国境地域」で起こっている自然災害のようなもので、多くのロシア人には関係ないということを示したいのだろう。

プーチン大統領は「ロシア人の安全を守るため」だと主張して「特別軍事作戦(=ウクライナへの全面侵攻)」を始めた。
2年半後に外国の軍隊によって逆にロシア人の生命が脅かされている事態を招いたことを認めてはならないのだ。
※略

■避難者が語った戦地「商品はない」
建物から少し離れたところで、支援物資を取りに来たクルスク州からの避難者の女性に匿名で話を聞くことができた。
女性は、受け取った寝具や衣類などを車に詰め込みながらこう言った。
「家の近くで銃声が聞こえるわけではありません。しかし、グラートの音がするんです」
グラートとはロケット砲を積んだ軍事車両のことだ。住宅のすぐ近くでロケット砲が発射されているという。

「店に商品はなく、売り切れです。クレジットカードは使えません。仕事はなく、現金を持っている人もほとんどいません」
攻撃が迫る街は、ミサイルで破壊されなくとも、社会的な機能をすでに失っている。だから女性らは住み慣れた家を離れざるを得なかったと弱々しく語った。
※略

■首都モスクワも「無関心ではいられない」
戦闘が行われている国境地帯はインターネットの接続も制限されているようで、現地住民の生の声が拡散されることもほとんどなくなってきた。
※略
情報が制限されているロシア国内では、13万人をこえる避難者がいることや、ロシア軍が全長46kmにおよぶ塹壕を掘削していて土地の形が変わってしまっていることなどは、
まだ強くは意識されていない。
しかし、ウクライナによるロシア領の一部支配が長期化すれば状況は変わってくるだろう。

ロシアでは9月に統一地方選挙が行われる。
ウクライナが支配している地域での投票は非現実的だ。
ロシア人はあらためて領土の一部が占領されている現実と向き合うことになる。

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