【躍進】快挙を続ける日本発イチゴ、200億円調達の舞台裏とは?
【躍進】快挙を続ける日本発イチゴ、200億円調達の舞台裏とは?
「日本発イチゴ」200億円調達 倒産相次ぐ植物工場で独走状態の理由
(出典:Forbes JAPAN) |
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倒産が相次ぐ中で成功している植物工場の秘密が知りたいですね。技術力や経営戦略に優れているのでしょうか。
1 PARADISE ★ :2024/02/29(木) 12:19:08.79 ID:y1VFp+YN9
植物工場とは、温度や湿度、光などを人工的に管理して農産物を作る施設のことだ。気候に左右されずに栽培ができることが特徴で、ここ数年、米国ではスタートアップ企業が次々と工場の建設を行う。しかし収益化が難しいことから倒産が相次いでいるというのが現状だ。
そうしたなか、同社は2月28日にシリーズBで200億円の資金調達を発表した。NTTや安川電機、みずほ銀行、そのほか欧米のサステナビリティファンドなどから出資を受けた。CEOの古賀大貴(こが・ひろき)は「植物工場は、日本が勝つべくして勝てる領域」と語る。
糖度14度、高級スーパーでは即完売
オイシイファームは「持続可能な形で農業を変革する」ことを掲げ、2016年に創業した。2017年から販売し始めた「Omakase Berry」は、ミシュラン3ツ星シェフや、マライア・キャリーやミランダ・カーといったセレブが買い求める高級イチゴとして瞬く間に話題となった。
2022年には大規模植物工場を建設し、イチゴの量産を開始。価格を1パック50ドルから10ドルまで下げることに成功し、現在は米国の高級スーパーであるホールフーズ(日本でいう成城石井)など約100店舗での販売を行う。他の商品に比べて割高だが、入荷直後に売り切れる状況になっている。
人気の理由はシンプルで、「甘さ」にある。オイシイファームのイチゴの糖度は10~14度。米国で流通するイチゴの多くは7~8度で、日本で有名な、とちおとめや紅ほっぺといった品種でも9~10度程度が通常である。
「気候や土地の影響を受けずに、最適な環境下で栽培できる点が植物工場の最大の強み」と古賀は話す。現在はイチゴ以外にも、トマトやメロンなどの栽培に着手している。