【防犯】市立小中学校にネットランチャーを配備　埼玉・戸田、教員襲撃事件から１年

埼玉県戸田市の市立美笹中で令和５年３月１日、少年＝当時（１７）＝が６０代男性教員を刃物で襲った殺人未遂事件から間もなく１年。同市は新年度、市立全小中学校に対して「ネットランチャー」の全教室への配備を実施し、合わせて来校者用玄関もオートロック化する。ネットランチャーの全教室への整備には、事件の教訓がある。

ネットランチャーは、懐中電灯のような形をした長さ約５０センチほどの日本工機の登録商標防犯器具。不審者に向けて発射すると網が飛び出し約３メートル四方に広がり身柄を確保する。オートロックのインターホンにはカメラが内蔵され来校者の様子を職員室などから確認することができる。市は６年度当初予算に、ネットランチャー７２０個分の購入費などで３３２６万円、オートロック整備で１億９９１１万円を計上している。

蕨署によると、事件は、

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