【社会】「ついにお米までが…」値上がり続ける日本の主食、11年ぶり高値におにぎり屋は悲鳴「これ以上は」
【社会】「ついにお米までが…」値上がり続ける日本の主食、11年ぶり高値におにぎり屋は悲鳴「これ以上は」
やはり日本の主食であるお米が高騰すると、飲食店も影響を受けるんですね。どうやって対策していくのか心配です
1 蚤の市 ★ :2024/07/21(日) 08:58:05.78 ID:O2hJ3B6W9
コメの品薄感が広がり、価格の上昇傾向が続いている。昨夏の猛暑の影響で供給量が減る一方、訪日客の増加などで需要が増えているためだ。あらゆるものの価格が上がり、家計への打撃が続く中、消費者や飲食店からは「ついにコメまでも」と不安の声が上がる。(砂本紅年、写真も)
◆安さが売りなのに…70円アップで430円に
「手軽で安いのが、おにぎりの売りだが、最近そうもいかなくなってきた」。東京都品川区と渋谷区の2店舗でおにぎりを販売する会社の管理部長、木本英二さん(61)は厳しい表情を浮かべた。
ふんわりと握るのが特徴で、冷めても、もちもち感のある山形産「つや姫」にこだわる。今年4月、卸売業者から昨年末より2~3割値上げすると通知があった。1店で最低でも1日45~50キロは必要で、打撃は大きい。有明産ノリも2割値上がり。サケ、めんたいこなど水産物も軒並み3割程度上昇した。
4月と7月に価格改定に踏み切り、一番人気のおにぎり「卵黄+そぼろ」は改定前の360円から430円へと70円値上げした。客からは「これ以上高くなると、頻繁には来られなくなる」などの声が寄せられているという。
◆コロナ禍、猛暑、インバウンド増加までが影響
農林水産省が16日に発表した、JAグループなどがコメを業者などに卸した際の6月の相対(あいたい)取引価格は、前年同月と比べ14%高く、2013年8月以来、約11年ぶりの高値水準だった。
取引価格の上昇は、コロナ禍に需要が減った影響で作付面積が減少傾向だったところに、昨夏の猛暑によるコメの品質低下や、訪日客増で外食需要の回復などが重なったのが要因とみられる。農水省によると5月末時点のコメの民間在庫は145万トンと、12年ぶりに150万トンを割り込んだ。
東京都内を中心にスーパー「アキダイ」などを展開する秋葉弘道社長は「いろいろ値上がりしているが、『ついにお米にもきたか』という感じ」と話す。業者から仕入れるコメはじりじり値上がりし、ゴールデンウイーク前から1~2割上昇。生産者から直接仕入れるコメは欠品中という。
100万トンある政府の備蓄米を放出することはできないのか。市場価格に影響を与える可能性もある放出は、在庫率や作況、価格動向などを見て判断する。農水省の担当者は「需給は逼迫(ひっぱく)していない」と、現状は放出の段階にないとする。訪日客の増加で需要が増えたといっても、需要量は12年前と比べれば100万トン以上減っているからだ。
大手飲食チェーンの広報担当者も「今年分の在庫は十分ある」と話す。品薄感は中小を中心に強まっているとみられる。今年は主要産地で米の増産が見込まれるが、秋葉社長は「今年も猛暑になるらしいので心配だ」と不安を見せた。
◆安さが売りなのに…70円アップで430円に
「手軽で安いのが、おにぎりの売りだが、最近そうもいかなくなってきた」。東京都品川区と渋谷区の2店舗でおにぎりを販売する会社の管理部長、木本英二さん(61)は厳しい表情を浮かべた。
ふんわりと握るのが特徴で、冷めても、もちもち感のある山形産「つや姫」にこだわる。今年4月、卸売業者から昨年末より2~3割値上げすると通知があった。1店で最低でも1日45~50キロは必要で、打撃は大きい。有明産ノリも2割値上がり。サケ、めんたいこなど水産物も軒並み3割程度上昇した。
4月と7月に価格改定に踏み切り、一番人気のおにぎり「卵黄+そぼろ」は改定前の360円から430円へと70円値上げした。客からは「これ以上高くなると、頻繁には来られなくなる」などの声が寄せられているという。
◆コロナ禍、猛暑、インバウンド増加までが影響
農林水産省が16日に発表した、JAグループなどがコメを業者などに卸した際の6月の相対(あいたい)取引価格は、前年同月と比べ14%高く、2013年8月以来、約11年ぶりの高値水準だった。
取引価格の上昇は、コロナ禍に需要が減った影響で作付面積が減少傾向だったところに、昨夏の猛暑によるコメの品質低下や、訪日客増で外食需要の回復などが重なったのが要因とみられる。農水省によると5月末時点のコメの民間在庫は145万トンと、12年ぶりに150万トンを割り込んだ。
東京都内を中心にスーパー「アキダイ」などを展開する秋葉弘道社長は「いろいろ値上がりしているが、『ついにお米にもきたか』という感じ」と話す。業者から仕入れるコメはじりじり値上がりし、ゴールデンウイーク前から1~2割上昇。生産者から直接仕入れるコメは欠品中という。
100万トンある政府の備蓄米を放出することはできないのか。市場価格に影響を与える可能性もある放出は、在庫率や作況、価格動向などを見て判断する。農水省の担当者は「需給は逼迫(ひっぱく)していない」と、現状は放出の段階にないとする。訪日客の増加で需要が増えたといっても、需要量は12年前と比べれば100万トン以上減っているからだ。
大手飲食チェーンの広報担当者も「今年分の在庫は十分ある」と話す。品薄感は中小を中心に強まっているとみられる。今年は主要産地で米の増産が見込まれるが、秋葉社長は「今年も猛暑になるらしいので心配だ」と不安を見せた。
米の取引 中心は「相対(あいたい)取引」で、全国農業協同組合連合会(JA全農)など出荷業者と卸売業者との間で銘柄ごとに価格を決める。年間契約も多い。商業的な取引の大半を占め、コメ価格の指標として農林水産省が毎月公表している。他に、卸売業者などがコメを必要とする買い手に取引条件を示してコメを転売する「スポット取引」や、生産者が消費者に直接販売する「産直」などがある。
東京新聞 2024年7月21日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/341373