『沙耶の唄』『刀剣乱舞』『すーぱーそに子』のニトロプラスをサイバーエージェントが買収。IPビジネスの世界展開を強化
『沙耶の唄』『刀剣乱舞』『すーぱーそに子』のニトロプラスをサイバーエージェントが買収。IPビジネスの世界展開を強化
サイバーエージェントは、『沙耶の唄』や『斬魔大聖デモンベイン』などのノベルゲーム作品や、『刀剣乱舞』で知られるニトロプラスを買収したことを本日2024年6月26日に発表した。
公開された情報によると、ニトロプラスが所有している株式140株(72.5%相当)を、約167億円で2024年7月1日付けに取得予定とのこと。
株式取得の理由としては、インターネット領域で幅広くエンターテインメントビジネスを展開し、テクノロジーとクリエイティブの融合で世界を目指すサイバーエージェントと、IPビジネスにおいて世界展開を目指すニトロプラスとの親和性の高さから、グループへの参画が決まったと発表されている。
なお、ニトロプラスの社名および組織は現体制を維持。引き続き代表取締役の小坂孝志氏が社長を務める。
サイバーエージェントは、Cygamesを筆頭に子会社9社が、さまざまなジャンルのゲームを開発、運営、提供している。近年の代表的なタイトルとしては、『グランブルーファンタジー』や『ウマ娘』、『呪術廻戦 ファントムパレード』など。
ニトロプラスは美少女ゲームを数多く手掛けているほか、『咎狗の血』などのBLゲームを手掛けるブランド、NITRO CHiRAL(ニトロキラル)なども擁する。
5pb.(現MAGES.)とのコラボでは『CHAOS;HEAD』や『シュタインズ・ゲート』など科学アドベンチャーシリーズ初期タイトルの開発に参加。また、『魔法少女まどか☆マギカ』や『Fate/Zero』を手掛けたライター・虚淵玄氏の所属でも知られている。