メタンガス爆発事故が発生した大阪万博、今度は硫化水素が発生。入り口ゲートやイベント会場が「ウンコ臭い」事態に…
メタンガス爆発事故が発生した大阪万博、今度は硫化水素が発生。入り口ゲートやイベント会場が「ウンコ臭い」事態に…
こんな万博は嫌だ──。さすが「お笑いの本場」とでも言おうか、来年の大阪・関西万博が大喜利ネタのような惨状に陥っている。
爆発事故があった夢洲1区は廃棄物の埋め立て地。メタンガスのほかに硫化水素などが地下から発生している。無臭のメタンガスに対し、硫化水素は「タマゴが腐ったニオイ」だ。くっさいウンコの原因でもある。
万博協会の資料によると、夢洲1区に設置されているガス管26カ所でメタンガスなどを測定したところ、14カ所で硫化水素を検知したという。計2590回の測定のうち「基準値1ppm超」を277回、「1ppm以下」を88回検知した。ちなみに硫化水素は「0.3ppm」で臭気を感じるレベル。「1ppm超」がクサくないはずない。
爆発事故現場の東トイレ棟の地下ピット内では測定1364回のうち「1ppm超」を221回、「1ppm以下」を144回検知した。
協会は爆発事故を受け、ピットから屋外へ通じる強制換気型の排気ファンを設置する計画だが、硫化水素は空気より重いため屋外に排出されても滞留する可能性がある。つまり、ガス管や東トイレ棟の周囲は、うっすら「ウンコ臭い」かもしれないのだ。
悲しいかな、硫化水素が漂う夢洲1区には、会場入り口の西ゲートがあり、同区の東トイレ棟のすぐ脇には屋外イベント会場の「EXPOアリーナ」が位置している。会場の顔である入り口ゲートやイベント会場がウンコ臭いのは、さすがに「勘ベン」して欲しい。すでに鼻つまみモノの万博がこれ以上ニオってどうする。