「土下座しろ!この野郎!」老舗天ぷら店でカスハラ…会計間違いで酔っぱらいが激高「すごい失礼なことしてるから」
「土下座しろ!この野郎!」老舗天ぷら店でカスハラ…会計間違いで酔っぱらいが激高「すごい失礼なことしてるから」
東京都内の老舗天ぷら店に響いた客の怒鳴り声。
天ぷら店の店長に詰め寄る男性客が、突然、レジで怒鳴り声を上げた。
「誰なんだよ!おーーーい。責任者の問題だろ、お前。土下座しろ!この野郎!!おい」と客の怒号が鳴り響いたのは2024年4月。
東京・世田谷区にある老舗天ぷら店「銀座 天一」の店舗だった。
トラブルの発端は、店が男性客の会計を間違えたこと。
男性客の正しい代金は1万円だったが、店側は男性客に誤って2万円を請求したという。
これに男性客は激怒し「2万円と1万円じゃ全然違うだろ、この野郎」と怒鳴り、店長は「申し訳ございません」と謝罪したが、「土下座しろ!この野郎!!」とすごんできたという。
約10分間にわたり店長らを怒鳴り続けた男性客は、そのあと警備員に連れられ、店の外へと出て行ったという。
目撃者は「もうすごく怖いです。昼間から酔っぱらっていて、迷惑。レジ(で会計)できなかったらイラってしますよね。周りの方に迷惑をかけているのでやめてほしい」と話した。
男性客のこうした行為は、客が理不尽な要求をするカスタマーハラスメントにあたるのだろうか。
“カスハラ”問題に詳しい亀井正貴弁護士は「典型的なカスハラにあたる。土下座の要求そのものが、これだけでハラスメントにあたる。脅迫や名誉毀損・侮辱罪であったり、本件はそこまで至ってない一歩手前」としている。