【#がんばれニコニコ運営】8日からサービス停止中のニコニコ動画、金銭目的のランサムウェアに感染か
【#がんばれニコニコ運営】8日からサービス停止中のニコニコ動画、金銭目的のランサムウェアに感染か
出版大手KADOKAWAで8日未明から、外部からの不正アクセスにより、複数のウェブサイトが利用できない状態が続いている。グループの動画配信サイト「ニコニコ動画」も「大規模なサイバー攻撃」を受けたとして、サービスを停止しており、10日朝の時点で復旧していない。
障害が発生したのはニコニコ動画や「ニコニコ生放送」のほか、KADOKAWAの公式サイト、通販サイト「エビテン」など。クレジットカード情報の漏洩(ろうえい)は確認されていないという。
ITジャーナリストの三上洋氏は「外部から大量のデータを送りつけるDDoS(ディードス)攻撃やランサムウェアによるウイルス感染などが考えられるが、復旧に長時間かかっていることから後者の可能性も高く、金銭目的とも考えられる」と推測する。
KADOKAWAの株価は6日に年初来高値を更新するなど好調に推移していた。
三上氏は「ニコニコ動画のサービスの利用停止により、サブスクリプション(定額課金)の収入減など売り上げへの影響も懸念される。一方、ニコニコの代表は事態を明確に説明し、ファンからは『#がんばれニコニコ運営』との声も出ていることはプラスに働くかもしれない」との見方を示した。