【訃報】中尾彬さんが心不全のため81歳で死去、墓を自らデザインするなど終活をおこなっていた

【訃報】中尾彬さんが心不全のため81歳で死去、墓を自らデザインするなど終活をおこなっていた

映画、ドラマのほかバラエティー番組でも活躍した俳優の中尾彬(なかお・あきら=本名同じ)さんが心不全で16日に死去していたことが分かった。81歳だった。葬儀・告別式は妻の女優・池波志乃ら近親者で営んだ。

中尾さんは、2007年3月に急性肺炎のため緊急入院。筋肉の痛みなどを生じる「横紋筋融解症」や急性腎不全、肝機能障害、不整脈なども併発し一時はICU(集中治療室)に入るなど予断を許さない状況が続いたこともあったが、奇跡的に復帰。以降は体に無理のないペースでの活動を続けており、今月発売の雑誌ではインタビューに応じるなどしていた。

こだわりが強く、オシャレにも人一倍気を使った。特にネクタイが嫌いで、夏でもマフラーやストールを欠かさなかった。ねじって首元に巻くのがトレードマークで、「彬巻き」「ねじねじ」と呼ばれ、親しまれた。

青年時代はプレイボーイとして鳴らし、幾多の女優、歌手とのロマンスが報じられた。68年に女優の茅島成美と結婚したが、75年に離婚。78年に故・古今亭志ん生の孫で女優の池波志乃と再婚した。生涯の伴侶を射止めると、以後、芸能界きってのおしどり夫婦として世間に知られた。

2018年には妻との共著「終活夫婦」を刊行。当時スポーツ報知のインタビューに応じた中尾さんはねじねじを200本処分するなどの“断捨離”を行ったと告白。自らデザインした墓も完成したことなどを明かしていた。

続きを見る