【新宿タワマン刺殺】女性の元夫が証言「和久井は本当にストーカーです。色恋営業はしていません、妻は被害者です」
【新宿タワマン刺殺】女性の元夫が証言「和久井は本当にストーカーです。色恋営業はしていません、妻は被害者です」
元ガールズバー経営者のA子さん(25)が、かつて客だった51歳の男から「渡した金を返せ」と西新宿の自宅タワーマンション敷地内で迫られ、刺殺された事件で、集英社オンラインの取材にA子さんの元同僚で、元夫Bさんの“親友”でもあるDさんが答えた。徐々にストーカーへと変貌していく和久井学容疑者(51)の素顔に迫った。
和久井容疑者はキャバクラ「C」に通えなくなると、今度はA子さんが西新宿の自宅タワーマンションで日常的に行なっていたInstagramのライブ配信を見て、外の背景から住所を特定。
A子さんは自宅から外に出かける際もライブ配信を続けることがあったため、部屋番号まで特定されてしまい、和久井容疑者はタワーマンションの敷地内まで押しかけるようになったという。
「そのうちA子の自宅の前で待ち伏せしたりするようになったので、新宿警察署からも何度も和久井に警告してもらったのですが、本人はまったく聞く耳持たずって感じだったそうで。
そんなある日、自宅のドアの前に保冷バッグのようなモノが置かれていて、中を開けてみると和久井から送られてきたシャインマスカットが入っていたとかで、もちろん2人ともドン引きしてました。『配達員のふりをしたか、ほかの住民に紛れ込んでマンションの中まで入ってきたんだと思う』と話していました。
それと、和久井はA子の郵便物もチェックしてたのか、彼女の本名まで知られてしまって『A子(本名)って言うんだね。可愛い名前だね』なんてLINEが送られてきたこともあったそうです。
また別の日には、和久井から突然電話がかかってきて、無下にもできないのでA子が出たら『おい、これまでの店の会計を返して一発ヤラせろよ!』とも言ってきたそうです。本人が一方的にバイクと車を売っただけなのに、『金返されても俺の車とバイクは戻ってこねえんだよ!』『1回くらいいいだろ』って……。完全にA子も参っている感じでした」
「実をいうとA子はある持病を抱えていて、ふだんからBに『私よりも長生きしてね』とか『もし私が死んだら新しいパートナーを作ってね』と話していたそうなんです。だからB自身も、『まさかこんなことになるなんて思ってなくて……』と声を震わせていました。
それとA子はたびたびSNSで過激な発言をしていましたが、あんなのは水商売でよくあるセルフプロデュースの一環で、『アスカ』というキャバクラ嬢を演じていただけ。出勤日以外はナチュラルメイクで過ごしていたし、SNSでは『両親と不仲で家を16歳に飛び出した』と話していましたが、そんなことありません。少なくともBは『A子は温かい家庭で育った、本当に優しい女の子だ』と話していましたから……」
また、Dさんは今回の事件が起こったきっかけについて思い当たる節があると言い、こう続けた。
「先月の28日に、A子はInstagramで『実は2年前から結婚していました。だけど、これから離婚に向けて動きだします』みたいなストーリーをアップしていたんです。もちろんこれも、A子のセルフプロデュースの一環だったと思うんですけど、これが和久井を刺激して事件の火種になったのかな……なんて考えちゃいますね」
Bさんは、自身がA子さんと婚姻関係があったことや、和久井容疑者から度重なるストーカー行為があったことを認めた後、絞り出すようにこう話した。
「申し訳ないのですが、今はまだお話できません。後日対応させていただきます。少なくとも僕が言えるのは、A子は和久井に結婚をほのめかすようなことも色恋営業もしていません。これはストーカー事件でA子は被害者であるということだけです」