PTA非加入の生徒に不利益通達「通学班に入れません」 学校側は謝罪も「差別的」と炎上
PTA非加入の生徒に不利益通達「通学班に入れません」 学校側は謝罪も「差別的」と炎上
https://news.yahoo.co.jp/articles/52e544d8ddd6c6ac1a88785f3f5f0608ee1fbd3f
PTA会長が15日付けで非加入世帯の保護者宛てに文書を通達
埼玉県内のある公立小学校のPTAが、非加入世帯の保護者宛てに送った通達の内容が
「横暴すぎる」「差別的」と拡散。炎上を受け、PTAが通達内容を撤回する騒動となっている。
通達は発出されてからたった2日しかたってない今月17日に急きょ引っ込められた格好だ。
いったい何があったのか、同校に事情を聞いた。
中学校において、任意加入の保護者と教職員が児童生徒のために
ボランティアで支援活動を行うPTA。結成や加入を義務付ける法的根拠はないものの、
実質的には参加が強制となっている地域もあり、保護者からは負担の声が上がっている。
問題の学校では、PTA会長が15日付けで非加入世帯の保護者宛てに文書を通達。
「先日ご提出頂いたPTA非加入届を受け取りまして、拝読し、お気持ちを理解いたしました」
「PTA非加入で学校生活を送られることに伴い、PTAが児童に対して実施する活動については、
必然的に参加不可となりますのでご了承ください」として、加入しないことで
さまざまな不利益があることを示唆している。
通学班登校については「PTAの常任委員が担当し、PTA会員の児童で編成していますので、
非加入世帯の児童は通学班に入れません。また、児童一人登校は認められていませんので、
必ず、毎朝登校の付添いをお願いいたします」、進級・卒業の祝品については「PTA会費で購入するため、
非加入世帯の児童には渡せません」などと記されており、会費分にあたる金額の寄付の申し出についても
「大変申し訳ありませんが、そのような形で受け取ることができません」としている。
ネット上では「PTAの横暴がすぎる」「非加入の児童に対する差別」
「子どもを人質にとった脅迫では」「PTAは不要、解体すべき」と批判の声が多数寄せられている。
同校の校長は18日、ENCOUNTの取材に「PTAから保護者に文書をお渡ししたこと、
通達の内容については確かです」と事実関係を認めた上で、「通達の内容は17日付けですべて撤回しております。
児童の不利益にならないようにとの判断。PTAとしても、いろいろと説明が足りていなかった」と説明。
「保護者の方にもご理解をいただいております。この度はお騒がせして申し訳ありませんでした」と謝罪している。