「東大生は優秀ではありませんでした」生活保護世帯から数学者になった男が感じた同級生との強烈な“ずれ”とは
「東大生は優秀ではありませんでした」生活保護世帯から数学者になった男が感じた同級生との強烈な“ずれ”とは
●「東大生は優秀ではありませんでした」
生活保護世帯から東大を目指したR.Shimada氏の青春時代は、周囲との差を否が応でも意識せざるをえないものだった。
「東大を志したのは15歳のときです。地元でトップの公立進学校へ進学したものの、そこでも私のスタンスは理解されませんでした。
たとえば修学旅行へ行くためには、10万円という金額が必要でした。アルバイトなどで工面するにも相当数の時間を必要とするため、勉強時間を削ってまで参加する意義を見いだせず、行かない選択をしました。あとから聞いた話では、『ガリ勉だから修学旅行も来ない』と言っていた同級生がいたとか。
【中略】
参加しなかった修学旅行に組み込まれていたプログラムには、“東大見学”があった。だが皮肉にも、同級生のなかで東大合格を果たしたのはR.Shimada氏のみだったという。
東大は説明不要の日本の最高学府。必然的に、将来は官僚など国の中枢で働く学生も多い。
【中略】
彼らとのキャンパスライフは、R.Shimada氏にとってどのようなものだったのか。
「非常に簡単に言えば、想像していたよりも、あるいは期待していたよりも、だいぶ東大生は優秀ではありませんでした。彼ら彼女らとは、同じ国で育ったとは思えないほど生育環境に隔たりがあり、他者や社会の状況に対する洞察と思慮があまり感じられませんでした。
率直に言って、自分のことにしか関心がないのではないかと思える言動をする同級生は多かったと思います。この事実に私は落胆し、怒りを覚えました」
続きはYahooニュース
集英社オンライン 2024/06/02 12:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a4717681d3aa80ca5f320ad19d790c8cd04bb1b