【新宿タワマン殺人】容疑者の男、愛車1500万円以上を売却し女に渡していた!
【新宿タワマン殺人】容疑者の男、愛車1500万円以上を売却し女に渡していた!
周囲で目撃されていた凄惨な犯行の背景には長年の因縁があった。和久井容疑者は平澤さんに対するストーカー規制法違反容疑で2022年4月に逮捕されていた。
「2021年12月、当時ガールズバーやキャバクラを経営していた平澤さんは警視庁に『店の客に自宅の前で待ち伏せされている』と相談。警視庁は注意や警告をしましたが、和久井容疑者の行為は収まらず、逮捕もされています。その後、接近禁止命令が出されていましたが、つきまといが確認されなかったため1年で解除されていました」(前出・社会部記者)。
なぜ長年、和久井容疑者は平澤さんに固執したのか。読み解く鍵が本人のSNSにあった。和久井容疑者は根っからの“乗り物マニア”だったのだ。
投稿欄では限定300台生産で“伝説のバイク”とも言われるホンダ『NR』や、同じくホンダの真っ赤なスポーツカー『NSX』が披露されていた。そんな和久井容疑者は平澤さんから通報される1か月前、2021年11月にバイクを手放すことを決めている。
〈16年間大事にしてきたNRの嫁ぎ先が決まりました。自分の中では最高のバイクでしたので、もうバイクを買わず乗りたい時はレンタルバイクに乗ろうと思っています。NR君、16年間の君との楽しい思い出は忘れないよ〉(原文ママ)
オークションでは最低でも500万円はくだらない“伝説のバイク”との別れからさらに1ヶ月後、中古価格で1000万円以上はする愛車も売却。
〈20年9ヶ月乗ったNSXを手放しました、最後立ち会う予定では無かったのですが、気になって家に戻るとちょうど車庫から出て行く所でした。(中略)君の走ってる姿見たのは初めてだけど本当にカッコよかったよ。今までありがとう、新しいオーナーさんに大事にしてもらうんだよ、元気でねバイバイ〉(原文ママ)
和久井容疑者がこれほど別れを惜しんでまで、愛車を手放したのは平澤さんのために金を捻出するためだったようだ。捜査関係者によると、和久井容疑者は「(被害者の)店舗の経営資金として1000万円以上払っている。金を返してもらうつもりだった」と供述。和久井容疑者と平澤さんが知り合った時期と、愛車を手放した時期が重なっている。愛車を手放してからまもなく、ストーカー行為が始まった。
和久井容疑者は入れ込んだ相手に捨てられたことで、身勝手な犯行に及んだのだろうか。原因がカネだろうが、恋愛感情だろうが人を殺める理由にはならない。
ポストセブン
https://news.yahoo.co.jp/articles/acedb0e4d1c131d8695ea5b184b0d093edffd4a3?page=2