【社会】消えた270キロの車輪、76枚 秩父鉄道が窃盗被害 背景には…

【社会】消えた270キロの車輪、76枚 秩父鉄道が窃盗被害 背景には…

秩父鉄道は地域に貢献している企業として知られていただけに、このような被害があったのは本当に残念です。早く犯人が捕まることを祈るばかりです。

1 香味焙煎 ★ :2024/03/07(木) 09:44:58.65 ID:rBr/axsL9

 秩父鉄道(本社・埼玉県熊谷市)の*生車両区(同市*生、通称・広瀬川原車両基地)から鉄製車輪76枚が盗まれていたことが6日、明らかになった。同社は埼玉県警熊谷署に盗難届を出した。鉄スクラップの価格高騰を背景に、県内では水道メーターなど金属製品が盗まれる被害が頻発している。【隈元浩彦、安達恒太郎】

 同社によると、4日朝に出勤した社員が、屋外の隅に積み上げていた廃棄予定の車輪がなくなっていることに気づいた。車輪は直径約78センチ、重さ約270キロ。木枠で4枚ずつ梱包(こんぽう)され、置かれていた。

 道路と面した部分は、古い枕木を高さ約1メートルまで重ねて壁にしていたが、幅約5メートルにわたって破壊されていた。車輪は一つ当たり1トンを超える梱包ごとなくなっており、重機を持ち込んで盗んだとみられる。現場にあった92枚(23梱包)のうち16枚(4梱包)は手つかずのまま残されていた。

 同車両基地は、車両、貨車などの検査業務を行っているほか、イベント会場としても使われている。屋内の重要施設には防犯カメラを設置しているが、被害にあった場所は廃棄場として使われており、カメラはなかった。

 同社総務課の渡辺朋夫総務課長は「こんな被害は初めて。鉄スクラップの高騰から、他社ではレールが盗まれるなどの被害も起きているとも聞く。万全の対策をとりたい」と話した。

 一般社団法人日本鉄リサイクル工業会(東京)によると、2024年2月の製鋼メーカーの鉄スクラップの買い取り価格は1トン当たり5万2000円~5万3000円。10年前の14年2月は3万2000~3万3300円で、価格は1・5倍以上になっている。

 県警生活安全総務課によると、2023年の金属類を対象にした非侵入窃盗の認知件数は、前年比259件増の702件だった。

毎日新聞
2024/3/7 09:32
https://mainichi.jp/articles/20240307/k00/00m/040/019000c

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