【新潟】県内の店頭に新米並ぶ コメ不足で極早生品種の需要が増加 県外から買い求める人も
【新潟】県内の店頭に新米並ぶ コメ不足で極早生品種の需要が増加 県外から買い求める人も
店頭に山積みにされた新米。
コメどころ新潟の味覚です。
新潟市中央区の「ピアBandai」にあるコメや野菜を扱う直売所。
この週末、新米を求め多くの買い物客が訪れました。
〈買い物客 新潟市から〉
「(コメが)どこにもなくて知り合いが『お冨さんならあるよ』って言うので来ました。(近所には)全然ないですね。うちもあと2日分ぐらいで(コメが)なくなるところだった」
去年の不作やインバウンド需要の増加などを背景にいま、全国的にコメが品薄になっています。
購入制限をして対応しているスーパーも少なくありません。
直売所のコメの倉庫です。
例年は9月に入ってから早生品種の「こしいぶき」を取り扱っていましたが、ことしはより早く市場に出回る極早生や早生の新米を店頭に並べたといいます。
〈ピカリ産直市場 お冨さん 冨山敦史さん〉
「「ちほみのり」と「ゆきん子舞」。いままで我々は「こしいぶき」という早生品種からスタートするのですが極早生(ちほみのり)というのは初めて取り扱いました。全国的にコメ不足で(コメが)ないということでウチにコメの問い合わせが殺到していたので」
令和のコメ騒動ともいわれるこの状況。
“お土産”として新米を買っていく旅行客も多いといいます。
〈買い物客 埼玉から〉
「東京の方ではなかなか買えないのもあるし新米だということだったので買おうかなと。すばらしいなと思います。さすが新潟だなみたいな」
〈買い物客 神奈川から〉
「神奈川に住んでいていま旅行に来ていておコメがないので娘の家に送ろうかなと」
Q)コメを土産にする旅行は初めてでは?
「そうですね。ちょっと重たい思いしながら車に積んで帰ろうと思います」
これから本格化する新米の収穫。
JAグループが新米の集荷の際に農家に対して支払う「概算金」は、魚沼地域のコシヒカリで1等米・60キロあたり約2万円。去年より2000円前後高くなります。
買い占めが価格の高騰にもつながることから農水省は消費者に冷静な購入を呼びかけています。
https://news.goo.ne.jp/article/teny/region/teny-2024090309242334.html