【社会】都内未婚Z世代に聞いた、子育てに必要な世帯年収は「400万円以上600万円未満」が最多

【社会】都内未婚Z世代に聞いた、子育てに必要な世帯年収は「400万円以上600万円未満」が最多

子育てに必要な世帯年収が400万円以上600万円未満という結果は、都内の生活費の高さを考えると納得できる数字ですね。子どもをしっかりと育てるためには、経済面だけでなく精神面も大切です。

結婚相談所「サンマリエ」は2024年8月21日、結婚への経済的不安に関する実態調査の結果を発表した。同調査は2024年8月5日~同年8月6日、未婚の都内在住のZ世代(20歳~26歳)101名、都内在住の子育て世帯108名を対象にインターネットで実施した。

まずZ世代に対して「Q1.現在の年収を教えてください。」(n=101)と質問したところ、「200万円未満」が30.7%、「200万円以上400万円未満」が27.7%、「400万円以上600万円未満」が18.8%という回答となった。

「Q2.結婚して子どもを育てていくのに必要な世帯年収はいくらだと思いますか。あなたのイメージを教えてください。」(n=101)と質問したところ、「400万円以上600万円未満」が25.7%、「600万円以上800万円未満」が15.8%、「800万円以上1,000万円未満」が15.8%という回答となった。

「Q3.子育てをする上で特にお金がかかる項目は何だと思いますか。(上位3つ)」(n=101)と質問したところ、「教育費」が67.3%、「食費」が45.5%、「保育費」が35.6%という回答となった。

「Q4.子どもを育てることに、どのような経済的不安を感じますか。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「子どもに高等・大学教育を受けさせてあげられない不安」が45.5%、「子どもの習い事や趣味にかかる費用を賄えない不安」が37.6%、「将来の貯蓄や老後資金が不足する不安」が27.7%という回答となった。

「Q5.あなたは、夫婦共働きを望みますか。」(n=101)と質問したところ、「強く望む」が24.7%、「やや望む」が42.6%という回答となった。

続いて、子育て世代に対して「Q6.現在の世帯年収を教えてください。」(n=108)と質問したところ、「800万円以上1,000万円未満」が15.7%、「400万円以上600万円未満」が14.8%、「1,400万円以上」が14.8%という回答となった。

「Q7.結婚前、あなたは結婚生活や子育てをしていくことに、経済的な不安・心配はありましたか。」(n=108)と質問したところ、「非常にあった」が24.0%、「ややあった」が31.5%という回答となった。

Q7で「非常にあった」「ややあった」と回答した方に、「Q8.結婚前に想像していた経済的不安は、現在どのように変化しましたか。」(n=60)と質問したところ、「不安は大きい」が31.7%、「不安はやや大きい」が8.3%という回答となった。

「Q9.結婚や子育てはあなたにとって、どのようにポジティブな影響を与えていますか。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「子どもの笑顔に癒される」が42.6%、「生活の充実感が増した」が40.7%、「生活に目的や目標ができた」が35.2%という回答となった。

Q9で「ポジティブな影響はない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q10.Q9で回答した以外に結婚や子育てで感じるポジティブな影響があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=95)と質問したところ、「生き甲斐が出来る」や「仕事のモチベーションになった」など55の回答を得ることができた。

自由回答を一部紹介する。

・47歳:生き甲斐が出来る。

・54歳:仕事のモチベーションになった。

・58歳:価値観が広がった。人として自分も成長したと感じる。

・43歳:精神面で強くなった。整理整頓できるようになった。

・60歳:子供の考え方、感じ方、意識の向く先など、全てにおいて学ぶ事ばかりだった。

・42歳:人間の成長に立ち会える。

・56歳:生きてることは素晴らしく大切でこれ以上のことは無いと思えたこと。

Z世代では、現在の年収が「200万円未満」と回答した割合が30.7%で最も多く、結婚後に必要と考える世帯年収は「400万円以上600万円未満」が25.7%で最多だった。

一方、実際に子育てをしている世帯の年収は、「800万円以上1,000万円未満」の世帯年収が15.7%で最も多く、Z世代が考える年収を上回る実態が示された。

また、Z世代が子育てにおいて特に費用がかかると考えているのは、「教育費」(67.3%)、「食費」(45.5%)、「保育費」(35.6%)の順となっています。さらに、子どもを育てることに感じている経済的不安は、「子どもに高等・大学教育を受けさせてあげられない不安」(45.5%)、「子どもの習い事や趣味にかかる費用を賄えない不安」(37.6%)であることがわかった。

子育て世代への調査では、約6割が結婚前に結婚生活や子育てをしていくことに「経済的な不安・心配があった」と回答し、そのうち4割が現在も結婚前に想像していた「経済的不安を感じ続けている」実態も明らかになった。

しかし、結婚や子育てがもたらすポジティブな影響として「子どもの笑顔に癒される」(42.6%)や「生活の充実感が増した」(40.7%)などが挙げられ、結婚や子育てがもたらす喜びや充実感も明らかになった。
(花音)

画像提供:マイナビニュース

(出典 news.nicovideo.jp)

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