【安い国】ペットボトルの水が880円、美術館の日本語ガイドは消滅 欧米で痛感する日本が最貧国という劣等感

【安い国】ペットボトルの水が880円、美術館の日本語ガイドは消滅 欧米で痛感する日本が最貧国という劣等感

欧米での生活費やサービス価格を見ると、やはり日本はどこか特別な部分があると感じる。

1 ぐれ ★ :2024/07/03(水) 18:51:49.70 ID:blvTyR9Z9

※7/1(月) 6:09配信
デイリー新潮

外国人にとって「安い国」の意味

 インバウンドが絶好調で、各地で消費が伸びているというニュースを頻繁に目にする。実際、訪日外国人旅行者数は、3月から5月まで3カ月連続で300万人を超え、とくに5月は、この月として過去最高になった。東京や京都はむろんのこと、東京に行こうが、九州に行こうが、外国人だらけなのも当然である。

 来日した外国人の声を時おり聞くが、日本ではなにからなにまで安いのだという。欧米から来た観光客は、だれもが口をそろえたように「宿泊費も、飲食費も、自国の半額以下」だと話す。最近、ルーマニア出身の来日客に東京で寿司をご馳走になり、恐縮していると、「いつも食べているものよりはるかに美味いが、値段は数分の一なので、気にするな」といわれてしまった。

 新幹線で名古屋に行く際、普通車が満席だったのでやむなくグリーン車に乗ったときは、半分以上が欧米人だった。「こんなに安いのならグリーン車でもいいのでは」という判断なのではあるまいか。一方、インバウンドの中身に変化がみられ、富裕層の比率が減って、かつて日本人バックパッカーが東南アジアを旅行したように、お金をかけずに旅行ができる国として、日本を選ぶ旅行者も増えていると聞く。

 こうした状況を受けて、観光庁の高橋一郎長官は6月19日、記者会見の場で、「力強い成長軌道に乗ってきている」「このままのペースで行けば、2024年は旅行者数、消費額ともに、過去最高を実現できる見通しだ」などと、ポジティブに語った。それを聞けば、現状を歓迎する人も増えるかもしれないが、われわれ日本人が海外を訪れたときには、まったく逆の状況が待ち受けていることを、忘れてはならない。

店頭からすっかり消えた日本語ガイド

 6月上旬にヨーロッパに行ったが、コロナ前までは1泊2万円未満で泊まっていたミラノ中央駅前のホテルが、1泊300ユーロした。日本円で約5万1,000円である。私が国内出張時に宿泊するホテルと比較すると、グレードは日本なら1泊1万5,000円前後のホテルと同程度だと思う。インフレで価格が高騰したうえに、ユーロがはじまって以来の円高で、どうということのないホテルが、日本人には高嶺の花となっている。

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