【挨拶】「お先に失礼します」のひと言もなし…挨拶しない若手社員に苦笑い「私が“昭和脳”なんですかねえ…」

【挨拶】「お先に失礼します」のひと言もなし…挨拶しない若手社員に苦笑い「私が“昭和脳”なんですかねえ…」

「新人研修で『ハキハキとした挨拶は、手間もお金もかけずに好感を持ってもらえるコスパのいいコミュニケーション』なんて話をしたその日に、『お先に失礼します』のひと言もなしに帰った新入社員がいた時は、さすがに脱力しました」

ある中堅メーカーの人事担当者も苦笑いしながら、こう口を揃える。

「入社1年の若手社員がちょっとしたトラブルを起こして、私が代わりに処理したんです。それは構わないんですが、帰り際に『さっきはありがとうございました』と、ひと言ぐらい挨拶があってもおかしくないでしょ。でも、黙って帰っちゃった。私が“昭和脳”なんですかねえ……」

人生初バイトの高校生なら「ドンマイ」で済むだろうが、20代の新卒も〈そこから教えなきゃいけない感じ〉なのか。

「全員がそうだとは言いませんが、特に帰り際の挨拶はタイパ(タイムパフォーマンス)が悪い、つまり時間の無駄と考える若手もいます。自分は早く帰ろうと思っているのに、上司や先輩に下手に声をかけると、『そういえばあの仕事どうなった?』とか『仕事は慣れた?』などと引き留められるかもしれない。何なら『食事でも』と誘われるかも。そうなると予定が狂う。余計な時間がかかるから、気づかれないようにそっとフェードアウトするんだとか」

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