「統一教会に救われている人もいる」日テレ「ザ!世界仰天ニュース」の放送内容が物議に
「統一教会に救われている人もいる」日テレ「ザ!世界仰天ニュース」の放送内容が物議に
13日に日本テレビ系で放送されたバラエティー番組「ザ!世界仰天ニュース」の放送内容が物議を醸している。
13日は、22年7月に奈良市で安倍晋三元首相が射殺された事件を取り上げた。この事件で殺人罪で起訴された山上徹也被告について、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)によって家庭が崩壊し、犯行に及ぶまでの様子などが再現ドラマで放送された。
番組内では教団が起こした霊感商法などの問題を取り上げつつ、司会の中居正広(51)が「宗教によって本当に助かっている団体もあって、人たちもいるんですよね」と発言。ゲストのヒロミ(59)も「それは間違いなくいると思うし、今でも統一教会でも、別にそう思っている人がたくさんいるんだろうし」と語った。ヒロミの発言部分には「教団に救われている人もいる」とテロップが入った。
このやりとりにX(旧ツイッター)では「それは救われてると信じ込まされて騙されてるだけ」「洗脳って話なのにヒロミさんあまりに不用意じゃないか?」「統一教会を擁護してる風に聞こえました」「統一教会に人生と財産を奪われ苦しんでいる人達が沢山いるのに、そしてその団体と萩生田含め自民党議員との関わりが明らかになり問題となっているのに」などと荒れ気味になった。
一方で「これ、発言自体はおかしくないけどテロップの付け方がおかしいんですよ」との見方もある。また、ヒロミは自民党と教団との関係については「国の代表とする人たちがあがめている絵は見たくなかった。そういう人たちに国を動かしてもらってるというのは、ちょっと僕らは一体どこにいるの?っていう感じはした」と見解を述べていた。
現在「TVer」では、この13日放送分が「コンテンツの配信が終了しました」と表示され視聴できなくなっており、さらにネット上で臆測を呼んでいる。