【有識者分析】「ものを言う女性」は否定的評価、蓮舫氏へのバッシングは日本社会に根付く「女性差別」

【有識者分析】「ものを言う女性」は否定的評価、蓮舫氏へのバッシングは日本社会に根付く「女性差別」

7日に投開票された東京都知事選から二週間が経過したが、落選した元参院議員の蓮舫氏に対するバッシングはテレビやネットの各メディアを中心に止まる気配がない。

女性政治家に課される高いハードル

政敵に対して批判的な発言をしたとき、男性政治家の場合には「鋭い」などと肯定的に評価されやすいのに対し、女性の場合には「攻撃的だ」などと否定的な評価を受けやすい。

また、女性政治家に対しては男性よりも「誠実さ」のハードルが高くなっており、少しでも「虚偽」につながる要素があれば厳しく攻撃される。
蓮舫氏に対しては「作り笑いをしている」との批判が多々なされている。また、小池都知事も、初当選した2016年の選挙戦では石原慎太郎元都知事から「厚化粧」と揶揄された。

やはり、蓮舫氏に対するバッシングの背景には少なからず潜在的に女性差別が存在していると総括できる。
「ものを言う女性」に対する日本社会の目線は、いまだに厳しい。

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