小倉智昭「今のテレビはまったく面白くない。どれを観ても同じで、ワクワクするものがない」

小倉智昭「今のテレビはまったく面白くない。どれを観ても同じで、ワクワクするものがない」

テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」レギュラーコメンテーターの玉川徹とフリーアナウンサーの原千晶がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「ラジオのタマカワ」。

◆炎上上等で「とくダネ!」をやっていた

玉川:僕にとってこのラジオはオアシスになっているんですよ。

小倉:そのわりには羽鳥(慎一)君にかき回されていたよね? この前、羽鳥くんから電話がかかってきて「好きにやってください」と言われたよ。自分の番組じゃないからすごく遠慮しているけど。

玉川:自分の番組だとどうなっちゃうんですか?

小倉:そりゃあ、気を遣わないよ。今はどうやったら玉川君を立てられるかをずっと考えている。

玉川:これだから「とくダネ!」に出てみたかったわけよ。

小倉:コメンテーターで出るんだったら「とくダネ!」のほうが面白いよ。羽鳥君はあまりケンカとかしたくない人だもんね?

玉川:羽鳥さんはケンカが嫌いなんですよ。

小倉:だから人気があるんだと思うよ。

玉川:それがある種戦略っていう部分もあると思います。「とくダネ!」では嫌われたっておっしゃっていましたけども、自分なりの戦略だったわけですよね?

小倉:「これはネットで炎上するだろうな」と楽しみながら炎上させていましたね(笑)。

玉川:そうなんですか! そんな気概がある人って今テレビにいないですよ。

小倉:どうなんだろう。今ってもっと厳しくバッシングされるからね。

原:SNSとかでもいろいろ言われちゃいますしね。

小倉:僕なんかは、そういう意味ではそういう流れの初期だったからね。

◆今のテレビが“つまらない”と感じる理由

玉川:昔と比べてテレビがつまらなくなったなって思いますか?

小倉:つまらないですよ。まったく面白くない。どれを観ても同じでワクワクするものがない。ドラマを観ても、主役クラスはとっかえひっかえ同じ人を使う。みんながみんな数字が取れそうな人に行く。それの連続でしょう?「心底これが観たい」っていう番組がないのよ。

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