【辺野古ダンプ事故】玉城デニー知事「抗議活動の”牛歩”を指導する法的根拠がないので対応はしない」
【辺野古ダンプ事故】玉城デニー知事「抗議活動の”牛歩”を指導する法的根拠がないので対応はしない」
沖縄県の玉城デニー知事は5日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が死亡した事故に言及し、牛歩戦術による抗議活動をしている人たちに、指導などは行っていないと明らかにした。
事故は県が管理する国道449号で発生したが、「歩道上の歩行者については、指導などを行う法的根拠がないことから特段の対応は行っていない」と述べた。
土砂の搬出港付近では、市民団体のメンバーがプラカードを持ってダンプカーの前をゆっくりと横断し、牛歩戦術で土砂の搬入を遅らせようとする抗議活動を続けてきた。ただ、大型車であるダンプカーは死角も多く、直近を何度も高齢のメンバーが横断するという抗議手法を巡っては、危険性を指摘する声も少なくない。
玉城知事は、記者から牛歩戦術という抗議手法について認識を改めて問われたが、「法的根拠がないので特段の対応は行っていない」と繰り返すのみだった。