サイバー攻撃の犯人から脅迫されているKADOKAWA夏野社長、Xアカウントも乗っ取られる「NEWSPICKS報道のせい」
サイバー攻撃の犯人から脅迫されているKADOKAWA夏野社長、Xアカウントも乗っ取られる「NEWSPICKS報道のせい」
出版大手、KADOKAWAグループへのサイバー攻撃に絡み、同社の夏野剛社長のX(旧ツイッター)が乗っ取られたと、同社の川上量生取締役が24日、Xで明らかにした。
同社グループはランサムウエア(身代金要求型ウイルス)などによるサイバー攻撃を受け、傘下のドワンゴが手掛ける「ニコニコ動画」などがサービスを停止している。
これについてニュースサイト「NewsPicks」は22日、「悪質なハッカーによる金銭要求と、流出データを人質にした強迫行為に関わる秘密資料を入手」とするリポートを報じた。
KADOKAWAは同日、「一部報道機関が、当社グループへのランサムウェアを含むサイバー攻撃に関して犯人と名乗る人物のメッセージを掲載しておりますが、犯罪者を利するような、かつ今後の社会全体へのサイバー攻撃を助長させかねない報道を行うメディアに対して強く抗議をするとともに、損害賠償を含めた法的措置の検討を進めてまいります」とリリースを出した。
川上氏は24日、Xで「先ほど、KADOKAWA社長の夏野剛のXアカウントが乗っ取られました。これはNEWSPICKSの報道による犯罪者グループとの関係の変化によるものです。脅迫中の事案について報道をするというのはこう言うことです」と投稿した。