【東京都知事選】世論調査では小池氏がかなり有利、勝利の条件は「自民党を選挙活動から完全に排除すること」
【東京都知事選】世論調査では小池氏がかなり有利、勝利の条件は「自民党を選挙活動から完全に排除すること」
「大前提として、都知事選は投票率が高くありません。大まかに言って半分の都民有権者が棄権します。そして投票に行く半分の有権者は、今回の都知事選を『次の4年間も小池さんに任せていいのか』との判断基準で投票先を決めるはずです。つまり今回の都知事選の本質は小池さんの信任選挙なのです。小池さんを信任する有権者は小池さんに投票し、小池さんは不信任だとする有権者は『じゃあ、誰に投票しようか』と考えるというわけです。最初から蓮舫さんに投票するという有権者は少ないでしょう」
「実は各党がこっそり都知事選について世論調査を行っています。その結果は、かなり小池さんに有利、蓮舫さんには不利な数字になっています。仮に明日が投票日なら、小池さんが3選を果たすでしょう。もっとも投票日は7月7日ですから、まだ1カ月以上も先の話です。7月に有権者が誰に投票するかは、まだ全く見えていません。小池陣営にも死角がありますし、蓮舫陣営にもチャンスはあります」(同・関係者)
小池氏有利の理由
小池3選の絶対条件は、「自民党を選挙活動から完全に排除すること」だという。それだけ自民党に吹く逆風は厳しいのだ。
「先に行われた衆院の3補欠選挙と静岡県知事選の結果を見れば、自民党が小池さんを応援した瞬間に落選が決まることは明らかです。自民党議員による応援演説、自民党と公明党の支持者に対する投票呼びかけなどもってのほか。それこそ小池さんのポスターを自民党の支持者が貼るところを見られただけでも、小池さんに投票する人が減ると覚悟するくらいでちょうどいいでしょう。自民党と公明党の支持層には表立った選挙応援は慎んでもらい、自主投票を徹底。選挙活動は小池さんが特別顧問を務める都民ファーストの会だけで完遂することが3選の大前提になります」(同・関係者)