『山の上ホテル』文豪川端や三島が愛したホテルの営業最終日、別れ惜しむ
『山の上ホテル』文豪川端や三島が愛したホテルの営業最終日、別れ惜しむ
文豪が愛した「山の上ホテル」 営業最終日、別れ惜しむ – 日本経済新聞 文豪が愛した「山の上ホテル」 営業最終日、別れ惜しむ 日本経済新聞 (出典:日本経済新聞) |
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山の上ホテルが営業を終えると聞いて、私の心が少し痛みました。これまで数多くの文豪たちがここで作品を生み出し、その影響力は計り知れないものがあります。このホテルがなければ、彼らの素晴らしい作品を読む機会もなかったかもしれません。本当に貴重な場所だったので、惜しいです。
1 征夷大将軍 ★ :2024/02/12(月) 20:13:00.30 ID:I9gwS0ee9.net
日本経済新聞2024年2月12日 19:15更新
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE121S80S4A210C2000000/
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川端康成や三島由紀夫、池波正太郎ら名だたる文豪が愛し、定宿としてきた東京都千代田区の「山の上ホテル」が、12日の営業を最後に休業する。建物の老朽化が理由で再開時期は未定。最終日の同日は、ロビーやレストランを訪れ、別れを惜しむ人の姿が見られた。
東京都内の男性(77)は「日常の騒がしさを離れた環境とおもてなしで、作家の能力が開花したのかも」と思いをはせた。
1954年にホテルとして創業。出版社が多い神田神保町に近いこともあり、作家に執筆に集中してもらう「缶詰め」の現場として度々使われた。創業当時からロビーは原稿を待つ編集者らであふれていたという。
アールデコ様式の建物は、石炭商の依頼で米国出身の建築家のボーリズが設計し、37年に建てられた。クラシックな雰囲気と静かな環境を気に入った三島は、こんな言葉を手紙にしたため、ホテルに贈った。「ねがはくは、ここが有名になりすぎたり、はやりすぎたりしませんやうに」
食通だった池波は館内レストランの天丼をよくルームサービスで注文したという。ロビーには池波が描いた絵が飾られ、ライティングデスクや辞書など文豪ゆかりの品々も置かれていた。
2023年11月24日に亡くなった直木賞作家の伊集院静さんも20年以上前から定宿にし、取材場所に指定することも多かった。同ホテル営業部次長の峯松泰広さんは「出版関係の方々とお酒を飲みながら、ご自宅のようにくつろいで過ごされていました」と懐かしんだ。〔共同〕