【調査】発達障害傾向のある118名に聞いた「あれ、周りと違うかも…」違和感を感じた時期はいつ?
【調査】発達障害傾向のある118名に聞いた「あれ、周りと違うかも…」違和感を感じた時期はいつ?
【中略】
調査結果まとめ
1.約6割が学生時代に違和感を感じていた
2.「コミュニケーションが上手く取れない」「ミスが多い」「曖昧な表現が理解できない」ことに違和感を感じていた
3.違和感を感じてから病院に結びつくまでには時間がかかる
学生時代に違和感を感じていた人が約6割。
■どの時期から違和感を感じましたか?
・小学生 23票(19.5%)
・中学生 24票(20.3%)
・高校生 19票(16.1%)
・大学生 4票(3.4%)
・社会人 48票(40.7%)
※小数点第2位以下は四捨五入
59.3%が学生時代に違和感を感じていたということが明らかになりました。
違和感があったこと第1位「コミュニケーションが上手く取れない」2位「ミスが多い」3位「曖昧な表現が理解できない」という結果に。
■どんな違和感でしたか?最も当てはまるものを1つ選んでください。
1位:コミュニケーションが上手く取れない 38票(32.2%)
2位:ミスが多い 34票(28.8%)
3位:曖昧な表現が理解できない 11票(9.3%)
4位:集中できない 9票(7.6%)
5位:疲れやすい 7票(5.9%)
6位:その他 6票(5.1%)
7位:こだわりが強い 5票(4.2%)
8位:感覚過敏 5票(4.2%)
9位:勉強に追いついていけない(1.7%)
10位:急な予定変更に対応できない(0.8%)
【中略】
●「曖昧な表現が理解できない」に関する実際のコメント
・職場で上司から「適量コピーして」と指示された際、具体的な枚数を聞き煙たがれた事が何度かありました。
またミスが多く派遣先をクビに近い形で契約満了になったことがありました。
・良いようにやっといて、とか自分が納得するまでやってとか、普通に考えたら等の表現で指示されるとどうしたら良いのかわからないので、例えば掃除だと延々と終わらず、もしくは逆に始められない。
・待ち合わせなどで、たくさんの情報があると何を優先して良いかわからなくなる。例えば、二子玉川に行くから、乗る駅の旗の台で待ち合わせと聞くと、二子玉川駅で待ち合わせと間違えてしまう。
特に「適当に」「ちょっと」などといった人によって程度が異なる言葉が理解できず、会社での上司の曖昧な指示を理解できないせいで、上司から怒られてしまうというコメントも多数ありました。
続きは岩手日報 2024年04月24日掲載
https://www.iwate-np.co.jp/pr/prtimes/26925