営業先の女性に連絡先(ラインID)を聞いていいもの？

彼女と出会って1年が過ぎたけど、世間話(５分程度)しかできてない。

前任から引き継ぎで、人間模様も聞いていてが彼女は特に注意はなかった。
(責任者や、商品ごとに関係のある人など)

俺が担当になってから数日、彼女はそこの部署で一番年下だということがわかった。

まぁ、そんな中で俺の知る限り、彼女は年下なりに上に気を使いながらも一生懸命仕事をしている感じ。

愛想もよく、行くと必ずニコッと笑顔で挨拶してくれる
帽子にマスクで目元しか普段見えないけど、たまに、試食を持っていくとマスクを外しても詐欺じゃない顔つき。

ごり押ししたいなら連絡教えてくださいって断れない雰囲気作ってから直接言う

地元と交通事情も違い、始めの頃は道に慣れるのが大変だった。

そんなときに、彼女から話しかけてきてくれた。

「こっちの道路大変じゃないです？」

ただの世間話なのに、天使の声かと思った。

その日卸した商品は近くにいる人にサイン貰うんだけど、出来るだけ彼女が近くにいるときに伝票を出している。

彼女は大抵俺に気づいてくれて書いてくれて、その時に世間話をしてる。

彼女と同じ部署に、一人だけ男性がいてその人と仲良さげ。

彼女との身長差が20㎝ぐらいあって、彼女は棚の上の方は届きにくいからタイミングが合えば取ってあげるんだけど。
ある日彼女が台に立って取ろうとしていたのを見て後ろから声かけたら驚かせたみたいで「キャアッ！」って言いながらバランス崩して落ちそうになったから受け止めてあげたんだ。

顔を真っ赤にしながらお礼言われて「大丈夫ですよ」って言いながら内心嬉しくて堪らなかった

結果を先に言うと連絡先を渡せた！

いつもと同じ時間帯に彼女のいる会社に配達へ行った。商品を納品していると彼女はいつも通り仕事をしていた。

こんにちはーなんて普通の挨拶をしてどうやって渡そうか考えていた。

「○○さーん」と声かけたら、少しビ驚いた顔して振り返った。

「どうしたんですかー？」と言われて一気に緊張してきて挙動不審になっていたかも

彼女は「へ？」なんて気の抜けた返事をしたかと思ったら「ええぇー！？」と驚いて顔を真っ赤にしていた。

他の部署の人が通って彼女はうつむいてしまった。その人が彼女に「どうした？」って、声をかけて俺は逃げ出したい気分だった。

彼女は「大丈夫です。何でもないです」って返事をして相手はふーんと呟きながら去っていった。

真っ赤な顔ではにかんでいたのが可愛くて抱き締めたくなった。

俺は何回もありがとうございますを繰り返した。

たぶん、さっき通った人が教えたのか男性は心配しながら彼女に話をかけていて彼女は「何でもないです」ってこたえていたけれど男性はあんまり納得してなさげだった。

俺も次の営業先に行かないといけないから挨拶をして車に乗った。

小動物みたいな可愛さがたまんないです。

彼女の会社は残業とかないみたいで６時には連絡来てるかな？とか思ってたけれど、なかなか来なくてスレ書きながらダメだったかなーとか自己嫌悪になってた。

[こんにちは。遅くなってごめんなさい(汗)。○○です(ニッコリ)。]
[俺さんですよね？]
絵文字も有りでスタンプもあって俺はテンションがあがった！

昼間、急に渡してしまって困らせたことを詫びたり、他の人に何か言われてないか心配して詫びたりひたすら詫びた。

彼女は全然大丈夫ですよーって言ってくれて、突然でビックリしたけど嫌じゃなかったと言ってくれたので安心した。

連絡が来たことが嬉しくて全然問題はなかったが、会社は人は誰だろうとか考えてしまった。聞きたいなーダメかなーウザいかなーとか思いながらちゃんとお礼を言いたいから(口実)彼女に電話していいか聞いた。

「もしもし。○○です」

電話越しの彼女の声が可愛くて言葉につまった。
気持ちを落ち着けて改めて、連絡くれたことのお礼を言った。

何でいきなり連絡先を渡してきたのか聞かれたから「山口さんと仲良くなりたいからです」と答えたら

「俺さんって以外とグイグイくるんですね。営業マンだから？(笑)」と笑ってた。

山口さんは飲み会の時もＡから俺に何かされたんじゃないかとしつこく聞いてきて誤魔化すのが大変で連絡先を渡されたと話したと言っていた。

そんな形で彼女を困らせているのは俺だから申し訳なかった。

そのあとはスタンプでおやすみを送りあった。