バイトで仕事のミスをしたら女子高生と仲良くなった話

多分あの子は俺のこと好きだな

そうだよ

夢からまだ覚めません

好きにすれば良い

少し強引な方がモテるんだってよ
押し倒しちゃえ

おれはチケット販売のバイトやってるんだけど
チケット売ってて

あ、この子めっちゃ可愛いなww

とかおもってたら間違ったチケット売ってた
2分後くらいに気づいて全力ダッシュして
探してたら
その女の子が近づいてきた

すいませんさっきチケット買ったかたですよね？
ってハァハァいいながら聞いたら

すごくニコニコしながら
はいそうですよ！
って返事してきた

間違ったこと説明しながらチケット売り場まで一緒に歩きながら戻った

わざと粗相して謝罪する姿を見せて相手に信頼と優越感を与える手法は昔からある

そしてチケット売り場までいくとき
二人で並びながら歩いてて俺は思った

うっはwwwおれらカップルみたいwwww
「二人で並んであるくとカップルみたいだよね、ごめんねw」
っていったら
「んじゃちょっと後ろ歩きますね」
って言って 俺の隣から後ろにまわった

ショックだった

もどってチケット作り直そうとしたら
俺は休憩時間扱いになってた
とりあえず休み時間だったけど
サービス残業か
とかおもいながらつくりなおして
女の子にわたした

で思いついたかのように言った
「そうだ、今休憩中だからなんかおごってあげるよ！」
「え、いいですよ」
「いやいや迷惑かけたしw」
「えー」

確かこんな感じだった
照れててかわいかった

泣ける

泣いた

嫌がられてない？

なんかごはんでもおごろうかと思ってたけど
ちょうどカードの支払いを終えたばかりの俺の財布には
300円しか入ってなかった

300円の商品おごって俺の晩飯は明日の給料日までなしだな
とかおもって300円のアイスをみつけて
これでいい？
ってきいたら
え、寒いのにアイス？w
ってわらわれた

号泣して

彼女なんてつくったことないおれが
カップルの彼氏風に意地張って
ギリギリ300円をねらったのが間違いだった

結局250円のホットドックを買った
女の子は少し喜んだそぶり見せてた
そしておもむろにホットドックまっぷたつにおって
俺に半分渡してきた
いやむしろ4分の3くらい俺に渡してきた
「お金ないんでしょ?w」
だってさ

なんかイラッとした
大人をなめやがってと

「お札ならたくさんあるよ？」
「うそつけw」
「んじゃみせてあげるよ！」
「どこどこ？」
「おまえはここでまってろ」
女の子はポカーンとしてた

しばらくして帰ってきたら女の子はいなかった
バイトの売上の50万円とホットドックを握りしめて俺はただただそこに立っていた

しかもホットドックは食べずに
ナプキンの上にきれいにおいてあった
どこか食べてないのかな？間接キスww
っておもってホットドック持ち上げたら
紙があった
「用事あるので、また来ます」
なんて律儀な女の子なんだろう。待ってるよ！
っておもいながら間接キスできないことが判明したホットドックを食べた

それ以来あの子を見てない
いつくるかな？いつくるかな？
っておもってわくわくしてる
着たとき俺がバイトしてなかったら申し訳ないので
金土日だけだったバイトを
水木金土日にしたけどなかなかあわない
どうやら恥ずかしがり屋さんらしい

しばらくすると
女の子と同じ制服の子をよく見かけるようになった
しかも動きが怪しい

よく見てるとひとつ共通点があった
俺に携帯向けてる。
写真撮られてる

もしかして恥ずかしがり屋な女の子が
俺に会いたいけど照れくさいから
写真とってきてもらうように頼んでるのかな？

俺は髪を切って凛々しくチケット売り場に立つようにした

だけど女の子はこない
どんだけ照れてるんだYo!!

ちなみに今大学卒業して
ニートに進化しました

就活ではがんばって
50社くらいうけたのに祈られ続けました
どうにかしてください

全力で嫌がられててワロタ

仲良くなってないｗｗｗ

こじらせ過ぎだろ

ネタかと思ったがそうでもなさそうだな

すごいよ！君才能あるよ！

目から出てる汚水を拭けよ…

全力で召されるといいよ！