【社会】「ネットのおもちゃにされてムカついた」盗撮を機に立ちんぼをやめた20歳が“たどり着いた場所”
【社会】「ネットのおもちゃにされてムカついた」盗撮を機に立ちんぼをやめた20歳が“たどり着いた場所”
昨年末まで立ちんぼをしていた20歳
「昨年の摘発で知り合いが結構捕まったので、怖くなって立ちんぼをやめた。その前は大阪でもやってたよ」
昨年末まで立ちんぼをしていたマナさん(仮名・20歳)は、歌舞伎町にある出会い喫茶に出入りして約2か月だという。
「最初は、立ちんぼやめて定期でついてた客で回して生活できてたんだけど、スマホを替えたら連絡先がわからなくなっちゃった。仕方ないから、キャバクラとかガルバで働いていたけど、もらえる額が少なくてダルくなったから、出会い喫茶に来てみたんだよね。
立ちんぼは、一回で1.5万円が相場だけど、出会い喫茶ではだいたい2万円。単価は高いんだよ。ただ、回転率は全然立ちんぼのほうが良かったな。今日は、2時間いて2人成立。室内だし長居するのは苦じゃないけど」
歌舞伎町には出会い喫茶が5店舗ある。マナさんのように主戦場を移す女性もいれば、立ちんぼと併用する女性も少なくない。
「ネットのおもちゃになるのも気分悪い」
20歳を迎えた今、もう立ちんぼには戻るつもりはないそうだ。
「友達からも『もうあそこに立つな』って言われてるし、自分でも『いい大人がこんなことしているのはどうなんだろう……』って思うから。それに、大久保公園周辺で動画を撮るヤツが多いのも、立ちんぼが嫌になった理由。
前に酔っぱらって路上で寝てたら、パンツが見えそうなローアングルで盗撮されて『泥酔ホームレス19歳』みたいなタイトルつけられてアップされてたの。マジでムカつく。5万回も再生されてて、ネットのおもちゃになるのも気分悪い。だから、私はもう立たないって決めました」
そう言い残し、颯爽と“仕事場”へと帰っていった。
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