【蓮舫氏】 「都知事選で惨敗した人」で終わるのか…二重国籍問題以上に致命的な”政治家としての最大の欠点” [7/20] [仮面ウニダー★]
【蓮舫氏】 「都知事選で惨敗した人」で終わるのか…二重国籍問題以上に致命的な”政治家としての最大の欠点” [7/20] [仮面ウニダー★]
■サンドバックになったまま消えてはもったいない
都知事選で落選した蓮舫氏にバッシングの嵐が吹いている。
蓮舫氏は、片っ端から反論して、それがまた炎上を招く事態になっており、さすがに気の毒に思う。
蓮舫氏という政治家を長く観察し続けてきた者として、何が今回の惨敗をもたらしたか、再起するなら何が課題かについて冷静に
論じてみたい。女性政治家としても、海外にルーツを持つ政治家(※)としてもパイオニアだったのだから、
サンドバッグになったまま消えるのは困るのである。
※蓮舫氏の父親(故人)は台湾出身、母親は日本人
ー中略ー
私の最初の指摘のあと、蓮舫氏は二重国籍を解消させたものの、「知らなかった」「故意ではなかった」と言い続けて
民進党代表の座に1年も留まり、上昇気流に乗れないまま辞めることとなった。その際も、反省はあまり口にせず、
他人の批判ばかりが多かった。
■学歴をごまかす小池氏vs国籍をごまかす蓮舫氏
ー中略ー
政治家にとっては、国籍をごまかすほうが学歴をごまかすより深刻なのだから、蓮舫氏本人が直接、
小池氏にその点を追及することはできなかった。
最悪の候補者選択だったし、蓮舫氏も出るべきでない選挙だった。
また、二重国籍は、それを解消したら過去はどうでもいいという性格の問題でないし、
8年前にきちんとした対応をしなかったので謎がまだ残っており「過去の問題」とも言えない。
■貪欲で、真面目な勉強家だった
ー中略ー
家業はバナナ輸入利権を武器に日本の保守政界に食い込んだ政商で、国会で公明党から追及を受けたこともあり、
民進党の地盤である台南地方が基盤である。
■最初の選挙公報に書かれた「ウソ」
ただ、本人はタレントとして田原総一朗や高野孟などリベラル派の系列で育ち、その斡旋で北京に留学し、民主党にスカウトされて
2004年の参院選に出馬した。党内では野田佳彦元首相に近かった。蓮舫氏の政策論はそういう環境を反映したやや雑多なもので、
福島瑞穂氏や辻元清美氏のような左派の闘士ではない。
蓮舫氏が生まれた1967年当時の法律では、国籍は父親の国籍と姓によることになっていたので、中華民国人(当時は国交があった)の
謝蓮舫だった。17歳のときに法改正があり、23歳の誕生日まで台湾と日本両方の国籍を維持できるようになり、
合法的な二重国籍状態になった。
しかし、蓮舫氏は23歳以降も国籍選択を放置し、法律違反の状態を続けた。さらに問題なのは、2004年に参院選に立候補する際、
選挙公報に「1985年、台湾籍から帰化」と書いたことだ。法律で定められた国籍選択手続きをしてなかったのだから虚偽記載なのだが、
二重国籍は解消されているとみんな思い込んでいた。
ー中略ー
■蓮舫氏も悪いが、周りの人間も悪い
その間、台湾籍を離脱し、日本国籍を選択したのち、過去の経緯を説明したが、証拠書類の開示は拒み、1年後になってやっと公開した。
しかも、「死んだ父親が台湾籍を抜いてくれたと信じていた」という、いささか無理のある説明をしたのだから、
「終わった話」にしてもらえるはずなかった。
その過程で、本人もいけないが、派閥の親分で蓮舫代表のもとで幹事長も務めた野田佳彦元首相など周囲の政治家たちもいけない。
民進党内でも厳しい意見が幹部会で出たのに押し切ったし、納得できる説明をするように本人に指導しなかった。
また今回も、なぜ二重国籍問題をひきずったまま都知事選に出馬させたのか不思議だ。
ともかく、蓮舫氏も悪いが、そのチームがお粗末だった。
法律に反しているのに「二重国籍を批判するのはヘイト的意図がある可能性がある」などと反論したり、
「台湾はひとつの中国なので国でなく二重国籍にならない」とか政治的に通るはずがないかたちで擁護したり、
蓮舫氏が素直に非を認めるのを邪魔した人も多かった。
ー後略ー
八幡 和郎
全文はソースから
PRESIDENTOnline 7/20(土) 9:17配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/10edb228f43da6c06652eb28988d9aa308331c46