【文化】「絶対に見てはいけないお祭り」初撮影…「見た人は死ぬとか失明するとか」
【文化】「絶対に見てはいけないお祭り」初撮影…「見た人は死ぬとか失明するとか」
2月14、15日と愛知県田原市の神社で「絶対に見てはいけない」と言われる祭りが行われました。見ると神罰が下るという言い伝えがある厳しい祭りですが、今回、ある理由からその撮影が許可されました。
(地元の人)
「ここに来て64年になるけど見たことがない」
「見てはいけない祭りで基本的に見ません」
謝罪祭で大森宮司は、祈祷を受ける人たちに対して「(寝根祭りを)見てどうしようと困ったり、恐れないで、災いを呼びこまないようにしてください」と声を掛けました。(抜粋)
愛知県田原市の久丸(ひさまる)神社。ここで、旧正月に行われる「寝祭り(ねまつり)」は、「絶対に見てはいけない祭り」だと、300年以上前から言い伝えられています。実際、祭りの当日は地元の神戸小学校でも。
(学校の先生)
「帰った後は寝祭りなので、家の人から言われていると思いますが、見ないようにしてください」
(地元の人)
「ここに来て64年になるけど見たことがない」
「見てはいけない祭りで基本的に見ません」
うっかり見てしまうことがないようにと、祭りの時間を知らせる看板も立てられます。もし祭りを直接見てしまったら、どうなると言われているのでしょうか。
(大森愛子宮司)
「見ると神罰が下ると昔から言い伝えられていて、屋根の上に登って(寝祭りを)見て、落ちて亡くなったとか、目が見えなくなったとか…」
祭りの由来ははっきりとはわかっていませんが、地元では後醍醐天皇の子孫「久丸様」が都から逃れ、人目を避けながらこの地に身を隠していたことが、起源の一つとも伝えられています。
(久丸神社 氏子)
「徒歩で神戸大宮神社までご神体を担いでいきますので、途中でリタイアのないようお願いしたい」
(大森愛子宮司)
「(寝祭りを)知らない人が多くなっている。歴史上の人物をかばって守ってきたという地域の人の優しさをずっと伝承していきたい」
そこで今回、寝祭りのカメラ撮影が許可されました。ここからご神体を運ぶ映像も出てきますが、画面越しに見る場合は問題ありません。
謝罪祭で大森宮司は、祈祷を受ける人たちに対して「(寝根祭りを)見てどうしようと困ったり、恐れないで、災いを呼びこまないようにしてください」と声を掛けました。(抜粋)
引用元: ・【文化】「絶対に見てはいけないお祭り」撮影…「見た人は死ぬとか失明するとか」