【社会】鬼畜殺人犯「死刑、いつ執行されるか毎朝恐怖です…外の人と交流したい」
【社会】鬼畜殺人犯「死刑、いつ執行されるか毎朝恐怖です…外の人と交流したい」
今年に入り、京都アニメーション放火殺人事件や、犯行当時19歳の少年が起こした甲府市の放火殺人事件の公判で相次いで死刑判決が言い渡された。命を奪う「究極の刑罰」だが、国は死刑を巡る情報開示に消極的だ。外部との交流を厳しく制限された確定死刑囚への書面取材から、秘密のベールに包まれた極刑の裏側を見つめた。
■獄中から届いた死刑囚の手紙は、丁寧な文字でつづられていた
〈毎日、自分が執行されるのではとおびえている。夜が明けるごとに脂汗をかき、針1本が落ちる音も聞き逃すまいと、職員さんの行動に異常なくらい敏感になり、朝食の味が分からないほど緊張する。朝が怖く、憎いとさえ思う〉
文面で強調されていたのは日々襲われる恐怖だった。死刑執行が本人に告知されるのは当日で、朝が多いとされる。刑事収容施設法で執行がないと定められた土日祝や年末年始を除いて安堵(あんど)できる日はなく、精神的に疲弊する姿が文面から浮かぶ。
事件前にはなかった日常のありがたさ、他人の痛みや苦しみを知る心が芽生えて「違う景色が見える」とした上で、今の心情をこうつづっている。
〈事件と自分自身に向き合い、身勝手な冷酷さを責め続けている。少しでも全うな人間になりたい。決してくさらず、最期の日までを生き抜きたい〉
引用元: ・【社会】鬼畜殺人犯「死刑、いつ執行されるか毎朝恐怖です…外の人と交流したい」