【百年の恋も冷めた瞬間】プロポーズを断ったら真冬の山に置き去りにされそうになった

最初は価値観など同意できた。
でも交際が始まる少し前に母との旅行（父は出不精）で撮った写真を相手に送ると次の日に電話がかかってきて泣かれた。なんでも女友達に話したら『母親とふたりで旅行は普通しない、二股をかけている』と言われたと。
その時は違うと言い続け母との写真なども見せて身の潔白を証明したがその後も2週間ぐらいで元彼がつまらない事で拗ねる→相手が泣く→私が慰め謝る喧嘩を繰り返した。
普通なら早めに別れていたと思うけど相手のスペックはまぁまぁ良く周囲が結婚ラッシュで焦っていたのもありズルズルと付き合っていた。
特に1番多い喧嘩のきっかけは「女友達に会ってくれ」というのを断ることだった。
当時は激務だったため仲良くない人とだらだら会って休日を潰されるのが嫌だった。悪い女性ではないものの（浮気疑惑をかけたことは丁寧に謝られた）とにかく話が合わなかった。

そして何度も繰り返される元彼拗ねからの喧嘩に疲れていた交際半年後。ふたりでイルミネーションを見に山に車で行ったところプロポーズされたため丁重にお断りした。2週間間隔で喧嘩をしてるのに結婚は早すぎると。せめて頻度が減ってから婚約は考えようと伝えた。
元彼は苦笑いしたものの、その日は帰ろうと車に戻った。
乗り込もうとしたところで「トイレは大丈夫？」と何度も聞かれ「大丈夫」と車に乗り込みその日は帰宅した。
そして次のデートでドライブ中に冗談混じりで聞かされたのは「あの時実はあそこに置いて行ってひとりで帰ろうとしてた」というびっくりの内容。
「そのぐらいショックだった」「全然トイレに行かないからしょうがなく乗せた、俺って優しい」と言われ震えが止まらなかった。
プロポーズされた山と町はかなりの距離だし真冬だし歩いて帰れるような道は人の気配も街頭もゼロ（車道とは別）
コンビニだって夜中には閉まる田舎。見た目重視のコートとヒールブーツで夜中に放り出されるところだった。その後慌てて別れた。